- 2026年3月31日
クローン
同じ遺伝子をもつもの=「クローン」と云ったら
思い出すのは、羊のドリーでしょうか?

Dolly (1996-2003)
あるいはスター・ウォーズのクローン兵でしょうか?

個人的には「ウルフパック」のウォルフが好きです
実は、一番身近なクローンは「ソメイヨシノ」ではないかと。

江戸時代末期に染井村の職人が売り出したのが最初とのこと。
(明治30年の種苗定価表でみると、1本で3銭だったそうです)
山桜の名所「吉野山」にあやかって「吉野桜」と命名したものの
本来吉野村に咲いている桜との混同を避けるため
こちらを「ソメイヨシノ」と命名したとのこと(明治33年)。

1995年に行われた遺伝子解析の結果によると
エドヒガンが母系、オオシマザクラが父系のクローンと判明したそうです。
巨樹に育つのが特徴のエドヒガン。近隣では淡墨桜が有名ですね。

オオシマザクラは日本の固有種のひとつで
「旗桜」の異名を持ち、かの源氏と関わりがあるのだとか。
新宿御苑のオオシマザクラが有名なようです。

こんな素敵な両親から生まれた(作られた?)ソメイヨシノ。
しかしながら、一気に咲いて一気に散ってしまうのは
遺伝子を一にするクローンゆえ仕方がないことでしょうか。
この雨で散ってしまわないか、ちと心配です…
また、純粋種ゆえ病気にも弱く(多様性の逆だね)
地球温暖化が進めば、地域によっては生育が困難になる説も…

末永くソメイヨシノを愛でることができるよう
環境に配慮していきましょうね!
