- 2025年7月30日
高い?安い?医療
今日は7月30日。
実は今から丁度60年前の今日、1965年7月30日に
アメリカでメディケア、メディケイドの制度が創設されました。

かのケネディ大統領の後を継いでUSプレジデントに就任したジョンソン大統領の時代。
高齢者が対象のメディケアと、低所得者が対象のメディケイドが発足しました。
日本とは背景となる文化から違いますので、比較は難しいのですが
これら公的保険はあるものの、条件は厳しいようです。
やはり民間保険がメインであり、病やケガに苦しむ方にとって
日本のように恵まれた状況とは言い難いのが現状でしょう。

なにかと「医療費が高い」と言われる日本ですが
USAはもっと高いんですよ。
一人当たりの年間医療費(2018年)~厚労省の資料より

倍以上。
救急車利用で2万円~15万円、初診料1万円~2万円ですから。
NYで虫垂炎(盲腸)の手術受けたら130万円かかりますって。
でもって、保険も高い。
前述のメディケアやメディケイドは高齢および低所得者のためのものですから
それ以外の多くの方は民間の保険を利用しているのですが
アメリカでの保険料は単身者で平均月9万円、家族プランだと27万円だとか

今、日本では、わりと医療費とか医師会とかって
なぜかパブリックエネミー認定されてる場合が多いような気がしますが

医者や医療従事者は国民みんなの味方ですよ?
変な人たちの口車に乗せられて、医師会は悪だ!みたいな。
そんな騒動の果てに、国民皆保険の破綻と医療崩壊がやってきて
外資の民間保険会社がウハウハ…てなことに(汗
いやほんと、みなさんがネットとか見て想像するよりも
我々医療従事者は必死に頑張ってますよ(多分)

健康はすべての源ですから。
この国が、誰もが安心して生きていける場所なら、うれしいな。