- 2025年9月19日
意外に多い?骨粗鬆症
なんと日本では1,300万人が「骨粗鬆症」だとか。

とくに女性に多いことが知られておりまして
60代の3人に1人、70代では2人に1人が骨粗鬆症だというのです。
骨粗鬆症、とは骨の量が減る(骨がスカスカ)病気で
結果的に骨折の危険性が高まり、また身体各所の痛みの原因になります。

なんと古代エジプトのミイラでも骨粗鬆症が認められるそうで
(栄養状態や日光に当たらない生活などが要因とも…)

19世紀初頭、ドイツ生まれのフランス人外科医、ジャン・ロブスタインさんが
はじめて「骨粗鬆症=osteoporosis」という言葉を使って
この病気について記述しました。

Jean Lobstein (1777-1835)
20世紀前半には米国の内分泌代謝医のフラー・オルブライトさんが
(オルブライト症候群、のオルブライトさん)
閉経と骨粗鬆症との関連を研究し世に知られるようになりました。

Fuller Albright (1900-1969)
骨粗鬆症は骨折のリスクを確実に高めます。
骨折は、身体能力低下や廃用症候群のリスクを確実に高め
いわゆる「寝たきり」状態を引き起こす原因となります。
また微小骨折(いつのまにか骨折)に伴う痛みの持続も
生活レベルの低下を引き起こし
これらによって最終的に生命予後が著しく悪化することが知られています。

まずは、今の骨量の状態を知ることから、始めましょう。
DEXA法による骨密度測定は現在世界で最も信頼できる検査法です。

これに加えて、血液検査などで骨代謝の状況を把握して
それぞれにピッタリな治療法を探していきましょう。
